➁受変電設備とは
目次
受変電設備とは
自家用電気工作物において,電力供給会社かから高圧または特別高圧電気で受電したあと,構内で使用できる電圧に高圧する.そのための設備を『受変電設備』という.
受変電設備には,多くく分けて開放型と閉鎖型がある.
開放型受変電設備と閉鎖型受変電設備
開放型受変電設備(オープン式)
現場でフレームパイプや鋼材を汲んで高圧機器類や高圧母船を取り付けることができる.おおよその機器がむき出し状態になっていて,安全面で離隔距離の確保をする必要があるため,施設する面積を広くとる必要がある.一般の物件にはあまり見受けられないが,電力会社や電機鉄道会社の施設で多く見受けられる.
受変電設備機器(キュービクル式)
専門の製造工場で箱体に高圧機器や高圧母線を組み込んで製作されるため,工期に影響するような事態はあまりない.充電部の露出もなく,安全性に優れているため,最近は採用例が多くなっている.
受変電設備機器
受電用遮断器
電力供給会社やほかの需要家に自分の電気工作物内での電気事故等の影響を波及させないために,自家工作物内の受電点以降で電流を遮断する機能を持たせたもの.
受電用遮断器の遮断時間等は,電力会社と協議して設定する.また,自家工作物内でも負荷系統を保護するために末端に近いところから遮断させるようにする.このような,電気事故等の影響範囲を広げないための方策を『保護協調』という.
変圧器
自家用電気工作物では,高圧(または特別高圧)で引き込んだ電圧を動力用(3φ200Vまたは415V)と,電灯用(1φ100V
/200V)に変圧する変電設備を設ける.この,電圧を高圧する機器を変圧器という.
変圧器には,動力用として三相変圧器を,電灯用として単相変圧器を用いる.まあ,変圧器には油入変圧器やモールド変圧器などの種類がある.
コンデンサ
動力設備では,電圧と電流の積に力率を乗じたものを電力といい,この電力は実際に消費される電力である.
この時のりきりつが悪いと無効電力が大きくなり,無効電力が大きくなると電力供給会社から割り増しの請求がされるので,この無効電力を回収する「コンデンサ」という危機を用いる.
配電盤
引き込んだ電気を建物で使う電圧に変換してそのまま負荷には接続しない.負荷に近い場所に,電灯の場合は電灯分電盤,動力の場合は動力制御盤を設ける.配電盤から各分電盤や動力制御盤へ至る部分を『幹線』という.
分電盤
電気を使うところに分ける機能を持った箱を分電盤という.動力の場合は,特に動力制御盤という.
構成
鉄製あるいは樹脂製の箱の中に,幹線で送られた電気を開閉する主幹という遮断機(メインブレーカー)と,エリア別または用途別に回路を分ける盤内配線及び分岐ブレーカーを設けている.
回路
分電盤の分岐用配線で,1φ200V専用回路と100V回路に分けて分岐回路を準備する.分岐ブレーカーで200V回路には2極(2P)のブレーカーを,100V回路には1極(1P)のブレーカーを配置する.
①電気設備・電源設備の基本
電圧の種別
電圧の大きさにより,以下の3種類に分けられる.
- 低圧 :直流750V以下及び交流600v以下
- 高圧 :直流750V超7000V以下及び交流600V超7000V以下
- 特別高圧:7000V超
受電方式の区分
- 契約電力が50kW未満:低圧電気による受電方式
- 契約電力が50kW以上2000kW未満:高圧電気による受電方式
- 契約電力が2000kW以上:特別高圧電気による受電方式
低圧受電方式(住宅,小規模店舗及び小規模ビル等の電気設備)
低圧電気で小容量(5A契約):交流単相2線100V
10Aを超え60A以下:交流単相2線100V,交流単相3千100V及び200V
*原則,「住宅の屋内電路の対地電圧を150V以下にすること」と省令(電気設備技術基準)で決められているので,上記のいずれも対地電圧は100Vである.
高圧(特別高圧)受電方式
- 高圧電気 :中規模(契約電力2000kW未満)までのビルや工場等
- 特別高圧電気:大規模(契約電力2000kW以上)
送配電設備
発電設備において作り出された電機は,送電電圧・周波数などを調整した後,送電線路で各所へ送られる.途中,電圧等の調整をするために変電所を経由して長距離を高電圧で各地の配電所に送られる.
上記の配電方式には,交流送電と直流送電の2方式がある.
- 交流送電
日本の東西で50・60Hzに分かれている.
- 直流送電
北海道と四国
系統連携
近年,電力会社同士の電力需要の過不足による電力の融通が行われている.
- 50・60Hz:周波数変換所(佐久間,新信濃,東清水)
- 直流連携:本州,北海道及び本州・四国の交直変換所
おうち居酒屋メニュー ~メイン編~
サーモンカルパッチョ
【材料4人分】
- サーモン:250g
- 醤油:大さじ1くらい
- ごま油:大さじ1くらい
- コチュジャン:小さじ2くらい
- にんにくチューブ:小さじ1くらい
- しょうがチューブ:小さじ1くらい
- 黒コショウ:お好み
【つくりかた】
- サーモンを食べやすい大きさに切る(さいころ状がおすすめ)
- ボウルみたいな入れ物に材料全部入れてよくまぜる
ししゃも焼き
【材料1人分】
- ししゃも:食べたい分だけ
【つくりかた】
- 中火でサラダ油をあたためる
- ししゃもを入れてふたをして3分くらい焼く
- 焼き目がついてたらひっくりかえしてもう3分焼く
チャーシュー
【材料3人分】
- 角煮用豚ブロック:300gくらい(適当)
- 醤油:50ml
- めんつゆ:50ml
- みりん:50ml
- 酒:50ml
- 水:50ml
【つくりかた】
- 強火で豚ブロックのすべての面に焼き目を付ける
- でてきた脂を紙で吸う
- 材料をすべて鍋の中に入れ,アルミホイルで落し蓋をする
- できるだけ弱火にして,ちょいちょいひっくり返しながら1時間くらい煮込む
- お好みでからしとか一味マヨとかで食べて
アヒージョ
【材料1人分】
- しいたけとか牡蠣とかたことか:適量
- オリーブオイル:適量
- 塩:適量
- にんにく(チューブでも):1~2かけ
【つくりかた】
- オリーブオイルを思ってるよりも入れる
- オリーブオイルが 温まってきたらできるだけ弱火にして,薄く輪切りにしたにんにくを入れる
- 焦げるぎりぎりのところでにんにくを捨てる
- 塩を適当に入れる
- 材料をすべて入れて,食べれそうな感じにしなってきたらOK
おうち居酒屋メニュー ~スピードメニュー編~
やみつききゅうり
【材料1人分】
- きゅうり:1本
- 乾いた塩昆布:10gくらい
- 塩:小さじ1くらい
【つくりかた】
- きゅうりをざく切りに.
- いい感じのボウルに材料をすべて入れる.
- 下からしっかり混ぜる
- すぐ食べれるけど30分くらい置いた方が味が染みるのでいい感じ.
やみつきキャベツ
【材料1人分】
- キャベツ:2枚くらい
- ごま油:大さじ2
- 鶏ガラ:小さじ1
- 塩:小さじ1
- 黒コショウ:適当
【つくりかた】
- キャベツを食べやすい大きさにちぎる.
- ボウルみたいな入れ物に材料を全部入れる
- 下からしっかり混ぜる
- すぐ食べれるけど,30分ぐらい置いとけばなおおいしい.
炙りみそ冷奴
【材料1人分】
- 豆腐:適量
- みそ:適量(豆腐にのるくらい))
【つくりかた】
- 豆腐をいい感じの大きさに切る
- 味噌を,割っていない割りばしの先に付けてコンロであぶる(表面が硬くなっていい匂いがしてきたらOK)
枝豆
【材料1人分】
- 枝豆:適量
- 塩:適量
【つくりかた】
- 枝豆を買う
- 買ったやつの作り方にしたがう
まいたけバター
【材料1人分】
- まいたけ:1パック
- バター:小さじ1(1㎝の立方体くらい)
- 醤油:適量(大さじ2くらい)
【つくりかた】
- まいたけをいい感じの大きさにさく
- 温めたフライパンにバターをひいて,まいたけを炒める
- しんなりしてきたら醤油をいれる
- いい匂いがしてきたらOK
アボカドの刺身
【材料1人分】
- アボカド:1個
- 醤油:適量
- ワサビ:適量
【つくりかた】
- アボカドを食べやすい大きさに切る
- 刺身醤油に付けてたべる
初心者のためのQGIS使い方マニュアル
QGIS(ver.3.4.12)の使い方
2021/6/26 最新更新
QGISは、様々なレイヤ(地図とか位置情報とか)を重ねて表示できる便利なものです。
いろんな使い方ができると思うのですが、最低限必要な手順をまとめておきます。
- 1. 地形図
- 2. 地質図
- 3. 活断層トレース(国土地理院都市圏活断層図)
- 4. 観測点
- 5. 地図上に常にアクセサリを表示する方法
- 6. データ出力/印刷用の図作成
- 7. 陰影図の作成
- ○使えたらかっこいい技一覧
1. 地形図
①国土地理院の「基盤地図情報ダウンロードサービス」にアクセス。
②「ダウンロード」の「基本項目」の「ファイル選択へ」をクリック。
③自分が欲しいエリアをクリックして選択。(複数選択可)
④すべて選択したら、「選択リスト」の「ダウンロードファイル確認へ」をクリック。
⑤「全てチェック」→「まとめてダウンロード」
⑥圧縮ファイルがダウンロードされるので、「すべて展開」
*展開先は適当に決めるのではなく、自分でわかりやすいようにフォルダを作る方が後々困らない。
⑦展開したフォルダは2つある(普通)。名前に(DEM)って書いてるファイルは標高データ(Digital Elevation Model;数値標高モデル)。地形のデータが入っているのは「ALL」の方。
⑧「ALL」の中には、たくさんデータがある。地形は「Cntr」。
ファイル名 | 中身 |
---|---|
AdmArea | 行政区画 |
AdmBdry | 行政区画界線 |
AdmPt | 行政区画代表点 |
BldA | 建築物 |
BldL | 建築物の外周線 |
Cntr | 等高線 |
CommBdry | 町字界 |
CommPt | 町字の代表点 |
ElevPt | 標高点 |
GCP | 基準点 |
RailCL | 軌道の中心点 |
RdCompt | 道路構成線 |
RdEdg | 道路構成点 |
SBAPt | 街区の代表点 |
SBBdry | 街区線 |
WA | 水域 |
WL | 水涯線 |
WStrA | 水部構造物面 |
WStrL | 水部構造物線 |
⑨ここでのファイルはXMLファイル(.xml)なので、QGISで読み込むためにはshapeファイル(.shp)に変換しないといけない。
○.xmlから.shpへの変換
1.「基盤地図情報ビュアー(FGDV.zip)」をダウンロードして、解凍。
2.「基盤地図情報ビュアー(FGDV.zip)」を起動。(FGDV.exeをダブルクリック)
3.「ファイル」→「新規プロジェクト作成」
4.「追加」で、Cntrファイルを選択。
*フォルダごと選択されてしまう場合は、フォルダの上で「右クリック」→「開く」でフォルダを開けるので、Cntrファイルを選択。
5.「OK」をクリック。すると、キャンバスに等高線が出てくる。
6.上の「エクスポート」→「エクスポート」
*変換種別は「シェープファイル」
*変換する要素にチェック
*「直角座標系に変換」はチェックなし
*「全データ領域を出力」を選択
*「出力先フォルダ」を指定
*ここでは、いまキャンバスに追加されている.xmlファイルが1つの.shpファイルになるので、複数エリアをまとめてQGISに重ねたいときは、まとめたい.xmlファイルをすべて追加してからエクスポートすること。
7.出力したシェープファイル名を英数字に変える。(4つとも同じ名前にする。)
⑩QGISを起動し、重ねたい.shpファイルをドラッグアンドドロップ。
⑪座標系を選択(とりあえずWGS84が無難)
⑫レイヤパネル(「ビュー」→「パネル」→「レイヤ」にチェックで出せる。)の地
形図レイヤをダブルクリックすると、線の太さや色など、いろいろいじれる。
2. 地質図
①「シームレス地質図-ダウンロード索引」にアクセス。
②欲しい領域を選択。
③shapeファイルをダウンロード
基本版:1992年に刊行された100万分の1日本地質図第3版の凡例を基に作成され、
凡例数が基本版194、岩相区分を加えた詳細版は凡例数386のもの。
詳細版:100万分の1日本地質図第3版出版から25年間の地質学の進展を反映するととも
に、凡例を構造化することによって時代・岩石種・岩相それぞれで用途に応じ
て簡素化した地質図の表現ができるよう設計された.
これによって凡例数は2400を越えるもの。
④圧縮ファイルを展開。これも地形図の時と同じく、展開先のフォルダはきちんと作っておく。
⑤QGISを起動し、.shpファイルをドラッグアンドドロップ。
ファイル名 | 中身 |
---|---|
~_d_a.shp | 領域 |
~_d_l.shp | 境界線 |
3. 活断層トレース(国土地理院都市圏活断層図)
①国土地理院HPの「地理院ホーム」→「刊行物・資料」→「国土地理院技術資料とその提供について」ページの、2.国土地理院技術資料の提供について【1】国土地理院のウェブサイトに掲載されていないものの「国土地理院技術資料の提供申請について」をクリック。
②指示通りに提供申請フォームから希望する技術資料番号を調べてメールを送る。
*4,5日経ってもファイルが送られてこない場合、電話してもよいかも。
③返ってきたメールに添付されているURLからファイルをダウンロードする。
④同様に圧縮ファイルを展開し、.shpファイルに変換する。
4. 観測点
① 観測点情報の入力ファイルの作成
観測点の名称・緯度・経度のCSVファイルと属性を示すcsvtファイルの作成
点名 | Long | Lat |
---|---|---|
〇〇 | 135.0000 | 35.0000 |
以下続く |
②QGISの「レイヤ→「レイヤの追加」→「ディリミティッドテキストレイヤの追加」
③追加するファイルを選択し、ファイル形式はCSV。
④▼ジオメトリ定義のXフィールド・YフィールドをそれぞれLong・Latにする。
*CSVの緯度経度を度分秒で作成した場合、「度分秒を使う」にチェック
⑤レイヤパネル(「ビュー」→「パネル」→「レイヤ」にチェックで出せる。)の、今重ねたレイヤをダブルクリックすると、アイコンの大きさや形・色など、いろいろいじれる。
⑥プロットされた点にラベルをつけるには、右図のラベルアイコンを選択し、一番上のドロップダウンリストから「単一のラベル」を選択すると、いろいろできる。
*ラベルにするデータの選択は、一番上のドロップダウンリストの下の「ラベル」のドロップダウンリストから選べる
5. 地図上に常にアクセサリを表示する方法
・「ビュー(V)」の中の「地図整備(D)」から、表示させたいものを選ぶ。
6. データ出力/印刷用の図作成
図の作成方法は、主に2種類
① 作業画面から直接エクスポートする方法
利点:作業中のそのままの画面を図にできるので、早い&楽。
欠点:きれいに整理された図は作りにくい。
同じ図を再現してもう一度作ることが極めて難しい。
② 図作成用の「レイアウトマネージャ」を使う方法。
利点:作業中の画面とは別で保存できるので、時間がたってからも修正可能。
アイテムや表示機能がたくさんあるので、割と思い通りの図が作れる。
欠点:いろんなことができるので、慣れるまではめんどくさい。
① 作業画面から直接エクスポートする方法
・「プロジェクト(J)」の「インポートとエクスポート」
・「地図をPDFにエクスポート」を選べばPDFにできる。「地図を画像にエクスポート」を選べばそれ以外の画像ファイルにできる。
・描画範囲や縮尺を決める。真ん中上の「キャンバスの領域」を選べば、作業画面に描かれている領域がそのまま範囲になる。
※作業画面がそのまま出力される(スクリーンショットのような感じ)ので、方位記号や縮尺は、必要であれば表示させた状態で行わなければいけない。
② 図作成用の「レイアウトマネージャ」を使う方法。
1.「プロジェクト(J)」の「レイアウトマネージャ」
2. テンプレートから新規作成、で「空のレイアウト」を選択し、「作成」
③つくる図のタイトル(レイアウトマネージャ内のファイル名になる。)を決める。
④画面左のアイコン「地図を追加」でキャンバス上に描画する範囲を決め、描画。
⑤画面左のアイコンから、同じ要領で必要なアイコンを追加。
⑥画面右上の「アイテムパネル」でいじりたいアイテムを選択し、画面右下の「アイテムプロパティ」でいろいろいじる。
⑦上のアイコンから、「PDF」か「それ以外の画像ファイル形式」のどちらで出力するかを選択。
7. 陰影図の作成
基本的に、ラスターデータで標高の情報が入っていれば、QGIS上で陰影図にすることは可能。逆に言うと、ベクターデータ(等高線など)では描画できない。よって、選択肢は以下の3つ(いまのところ)。
1⃣対象地域の、標高のデータが入ったラスターデータを入手し、QGIS上で陰影図にする。
2⃣陰影図としてのラスターデータを描画する。
3⃣国土地理院の地理院タイルから、直接レイヤとして読み込む。
1⃣:わかりません。
2⃣
①国土地理院 基盤地図情報ダウンロードサービス から、対象地域の数値標高モデル(DEM)をダウンロード(https://fgd.gsi.go.jp/download/menu.php)。
②「基盤地図情報 標高DEMデータ変換ツール(株式会社エコリス)」で、DEMをGeoTIF形式に変換(https://www.ecoris.co.jp/contents/demtool.html)。
1.標高DEMデータ変換ツールフォルダ内にある変換結合.vbsをダブルクリック して、変数の入力後、1.でダウンロードしたXMLファイルが入っているフォルダを選択する。
2.フォルダ内のXMLが、すべてGeoTIFFに変換される。(投影法は緯度経度)
3.すべてを結合したGeoTIFFがmerge.tifという名前で保存される。(2.で選択した投影法)
4.陰影起伏図がmerge_shade.tifという名前で保存される。(2.で選択した場合)
merge | 同一フォルダ内のDEMデータを統合したもの |
merge_shade | mergeを陰影図に変換したもの |
③QGIS上にドラッグ&ドロップで描画できる。merge_shadeは、描画すれば陰影図になる。mergeはただの標高図。
ただし、mergeを標高図として描画してから、それを陰影図に変換することも可能。
●merge(標高の情報を持ったラスタデータ)をQGIS上で陰影図に変換する方法
・画面上「ラスタ(R)」→「解析」→「陰影図」
・「入力レイヤ」で、陰影図のベースになるレイヤを選択。
・「ライトの方位角」や「ライトの高さ」を適当に決める。
・「実行」
3⃣
① 国土地理院HPの「地理院タイル一覧」にアクセス
(地理院地図|地理院タイル一覧 (gsi.go.jp))。
② ページ下から、データソース「陰影起伏図」を探し、URLをコピー。
③ QGISを開き、「レイヤ(L)」→「レイヤを追加」→「XYZレイヤを追加」
④ 「新規(N)」→「名前」にレイヤ名を入力。「URL」に、コピーしたURLを貼る。
⑤ 「OK」をクリック。(この時点で、ブラウザパネルのXYZ Tilesのところに出てくる。
出てなかったら、「ビュー(V)」→「パネル」→「ブラウザ」にチェック。)
⑥ 「追加」で、レイヤとして追加される。
○使えたらかっこいい技一覧
1.重ねたレイヤの透過度を簡単に変えられる方法(ラスタデータ)
・レイヤパネルの中の透過度を変えたいレイヤをダブルクリック
・「透過性」のページの上の「グローバルな不透明度」のバーをいじると変えられる。
・「凡例」のページの「使用可能なウィジェット」の「不透明なスライダ」を選択し、真ん中の右矢印をクリックして「使用するウィジェット」欄に入れる。
・画面下の「OK」を押すと、レイヤパネルに不透明度をいじれるバーが出現するので、プロパティを開けなくても自由に不透明度を変更できる。
2.レイヤの中の属性をいじる方法(活断層データなら、伏在部や不明瞭なものも別のレイヤにすることができる。
・レイヤパネルの、いじりたいレイヤを右クリック。
・属性テーブルを開いて、一番左上のマークをクリック。
・属性一覧の中から、そのレイヤに残したい属性以外は消去。
☆消してしまうと、元のファイルからも消えてしまうので注意。
防災士とは
私は、学生のうちに「防災士」の資格を取りました。
そこで、防災士についての記事もたくさん書いていきたいと思います。
「防災士」はなぜできた?
私たちが住む日本という国では、世界の他の国と比べて、気象・地形・地質等の
自然条件から、地震や津波、台風や洪水などの自然災害が起こりやすく、
過去にも大きな自然災害が多く発生しています。
そのため国や地方公共団体は、「防災」を重要問題として対策を行ってきました。
また、学問的な研究においても日本は世界の中でもトップクラスです。
しかし、ここで今までの災害対策に大きな転換を迫る出来事が起きます・・・。
それは・・・。
1997年1月17日の 阪神・淡路大震災 です。
災害が起きた場合、その規模が大きければ大きいほど公的支援の機能は弱化します。
消防・警察などの機関は24時間即応の態勢を取っていますが、基本的に当務の職員が対応しており、非番などの職員はいません。
さらに、応急対応にあたる職員はもちろん、その家族も被災しています。
そのため、被災地では、ライフラインの途絶はもちろん、日常のあらゆるシステムが崩壊します。
阪神・淡路大震災では、地震直後に16万4,000人の方ががれきの下敷きになりました。
そのうち、約8割の方は自力で脱出しましたが、約3万5,000人の方が生き埋めになりました。
この要救助者のうち、近隣の住民が救出したのは2万7,000人で、その8割が生存していました。その一方で、警察・消防・自衛隊が救出したのは約8,000人で、その半数が亡くなっています(下表)。
救出した人・団体 | 救出人数 | 生存割合 |
---|---|---|
近隣住民 | 2万7,000人 | 8割 |
警察・消防・自衛隊 | 8,000人 | 5割 |
このように、災害発生から24時間以内の救出は、特に生存率が高く、
家族や近隣の人達が互いに助け合いながら多くの命を救いました。
このことから、以下のようなことが明らかにされました。
- 災害は思いもしないところで、思いもしない形で発生しうる。
- 災害が大きければ、国や地方公共団体の救助などがすぐには期待できない。
- それぞれの地域での総合的な力により、災害に備えることが必要。
このことから、「地域防災」というワードがいわれるようになってきました。これを実現するためには、1人1人が防災について考えなければいけませんが、まずは防災について充分な意識と一定の技能・知識を身に付けた者が中心となり、地域や職場などで力を合わせていくことが重要であり、有効です。
そこで、この阪神・淡路大震災を教訓として、「人」という資源を活用して社会全体の防災力を高めるために「防災士」制度が生まれました。
東日本大震災でも、阪神・淡路大震災以降に示された、犠牲者や被害などを減らす「減災」という考え方が改めてフォーカスされ、「地域防災」の重要性や防災士制度の認知の重要性が高まってきています。
防災士はどんな場面で活躍するの?
一般に、災害被害の軽減は、「自助・共助・公助」の組み合わせで実現されるといわれています。基本的に、自助・共助の場面で活動することになります。
1.自助
災害対策の基本は「自助」であり、「自分の命は自分で守る」という心構えです。
阪神・淡路大震災では、亡くなった方の8割以上が、地震直後、倒れた家屋や家具などの下敷きになり、短時間のうちに亡くなっています。
このようなことを防ぐために、日頃から家の耐震補強や家具の転倒防止対策などを行っておくべきです。
災害時に大けがをしたり、まして命を失っては、家族はもちろん隣人や職場の人を助けたりできず、防災士として復旧・復興に貢献することができません。
したがって、防災士は日頃から身の回りの準備を怠らず、防災に関しての知識や技能を蓄え、「救助される人」ではなく「救助する人」を目指さなければいけません・。
2.共助
前述のように災害対策の基本は「自助」ですが、個人の力には限界はあります。地域の防災力を高めるには、近隣の人や家族と協力しながら防災にあたることが大切です。
事実、阪神・淡路大震災の際、要救助者の8割以上を助けたのは近隣住民でした。
被災後の救援・復興には公的援助やボランティアの支援も期待できますが、発災直後の救助はまわりにいる人しかできません。
また、災害発生後、復旧・復興の段階では地域住民の協力とともにボランティアの存在が欠かせない。日本のどこかで災害が発生した場合、救援活動を速やかに立ち上げる準備をしておくことはとても重要です。
3.公助
国民や住民の命や財産の安全を守ることは、国や地方公共団体の最大の任務です。
事前の対策 | 発災時 |
---|---|
・避難路を確保し火災の延焼を防ぐための幅の広い街路の整備 |
自衛隊・消防・警察による ・救助活動 ・避難所の開設 ・救援物資の支給 ・仮設住宅の建設 など |
これらのハード・ソフト対策は、国・地方公共団体の業務として行われますが、地域の細かい実情に合わせて施策を実施するためには、地域住民の協力が必要です。
防災士はこのような公助による対策や取り組みをよく理解し、防災訓練や市民啓発など、様々な場で、「行政と市民の連携」を図る中核として活動するべきといえます。
防災士に期待される役割
防災士に期待される役割、防災士として行える事柄を簡単にまとめます。
〇平常時
自分の身のまわり、家庭・職場の防災・減災対策の実施。地域や企業における防災訓練・研修などの実施や参加。
ex)
・家庭、地域社会や職場での話し合いや訓練を行い、備蓄など防災対策を実施する。
・建物の耐震や家具の固定などを積極的に実施し、周囲への普及に努める
・避難路や避難場所の確認・確保。
〇災害時
消防や警察・自衛隊などの公的支援が来るまでの間、救助活動や消火活動、避難誘導などを積極的に行う。
ex)
・家庭や職場、地域の住民の安全確認を行う。
・災害時要配慮者の避難支援を行う。
・避難指示、避難勧告を周囲に伝え、行動を促す。
〇災害発生後
公的組織やボランティアと協力し、避難所の運営や被災者支援活動を行う。
ex)
・安否確認や帰宅困難者の支援を行う。
・災害サイトや自治体などへ、正確な被災状況を伝える。
・チャリティー活動やボランティア活動を行う。
防災士の社会的評価
最後に、防災士の活動とその社会的評価についてまとめます。最近では、防災士に対してその専門性を活かした支援活動を期待する行政側の施策も徐々に現実化しつつあります。
静岡県の例
:県の地域防災計画において、防災士の活用を明記している。
兵庫県の例
:「ひょうご防災特別推進員」として、県が支援する防災講習の講師の有資格者に、建築士などとともに指定されるという画期的なしくみが創設された。(2010年1月)
宮城県の例
:「宮城県防災指導員」
愛媛県の例
:「えひめ防災インストラクター」
この他、多くの防災士が自宅や職場での防災活動はもちろん、自治体や地域の防災訓練への参加やラジオ・テレビ出演、被災地でのボランティア活動など、各地で活躍しています。
このように、防災士の日々の活動によって、防災士の社会的評価が高まりつつあります。
【日本防災士会HP】